2008/09/24

改めて光事業について その1-上野原市民の損得計算

光事業で上野原市民は大きな得をすることを改めて考えてみる。 追加08.10.15

1.合併特例債の利用
上野原市が利用する合併特例債は上野原市民を含めて全国民が税負担する。
合併特例債は上野原市が利用しなければ他の合併自治体に持って行かれる。
国の仕組みがそうなっている以上、損得で考えるほうが正しい。
上野原市民は得をする。他の国民は損をする。

2.光事業費の中味
光ケーブル費の約18億円の7割と利息は国で負担する。3割の約5億円は上野原市の負担となる。
18億円は工事業者へ直接支払われる。UBCには行かない。
このような有利な制度資金はめったにない。
総事業費の残りはUBCが出す。告知端末も無償で貸与する。
事業が赤字になっても上野原市には責任はない。 UBCの責任である。
光ケーブルは上野原市の資産、UBCに有料で貸与し事業委託する。
保守経費はUBCの貸与料で賄う。
UBCは上野原市に市税を支払う。

3.UBCのインターネット料金は安い 
現在最安値のインターネット料金は、
WAKWAK光 with フレッツ契約で 6.510円/月額
UBCのインターネット料金は、プレミアムNET契約で 3,675円/月額
UBCの方が、2,835円安い。
UBCに乗り換えた場合 年間最低で 34,020円 市民家計は得をする。
ぷららは6,726円、Niftyは7,125円、OCNは9,120円/月額となっている。

4.NTTでデジタル放送を視聴するだけの場合
NTTのデジタル放送の視聴は、インターネットの利用が前提で、インターネットテレビ放送となる。
NTTでは、プロバイダー契約+NGN契約+光テレビ契約=14,805円/月額  が必要となる。
(NTTがNGNサービス開始した時点では月額料金が上記となっていた。その後フレッツ光サービスが開始され、フレッツ光契約=5,460円/月額+フレッツテレビ契約=682.5円/月額の計6,142.5円の料金設定がなされて、IPTVとなっている。 カッコ内追加08.10.15)

UBCでは、ベイシックTV契約=1,050円/月額 でよい。
UBCと同様にNTTにも、民放の県境越えの再送信同意の問題がある。
現状では上野原市の事業開始は未定。

5.大月市でデジタル放送を見る場合
㈱ケーブルネットワーク大月で、デジタル放送を視聴する場合には、
加入一時金が 73,500円が必要。引込み線工事料は実費負担となる。
  初期費用が10万円以上かかるのは必至です。山間地の工事費は過分になる。
 上野原市場合ではキャンペーン期間中は無料となる。
㈱ケーブルネットワーク大月の利用料は 1,470円/月額、UBCは1,050円/月額 となる。
大抵の自治体では光事業に関与しない。受益者の国民が負担する方向が圧倒的に多い。
上野原市では、合併特例債とUBCの負担で光事業に対応する。家計は得をする。

次回につづく
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