2008/04/21

キーワードは民活

 横内知事が就任1周年記念の県政報告会を4月20日に開催した。増田総務大臣が基調講演を行った。同日に総務大臣と県内の市町村長との意見交換会も開催された。

 意見交換会では総務大臣に、地方財政対策や情報通信基盤整備の財政支援、抜本的な医師確保対策、過疎地法の継続などの要望が出された。(山日新聞)

 上野原市の情報通信網はすでに供用が開始されているが、山梨県の多くの自治体では、いまだに財政支援を求める段階にあることを理解できる。

 山梨県で、これから情報通信基盤整備をしようとする自治体は、住民から受益者としての応分の負担金を求めざるを得ないことになる。合併特例債より有利な支援など絶対に出てこないからだ。

 また、NTTなどの電気通信事業者に事業依頼しても、採算の合わない事業に参入してくれない。万一に参入してもデジタル放送が視聴できることにならない。参考 山梨県ブロードバンド工程表

 上野原市では山梨県下で初めて、全戸に放送と通信とIP電話のトリプルプレイによる情報通信基盤整備を実現出来た。上野原市方式を採用する場合のキーワードは「民活による地域貢献」である。