新町のテレビが映らなかったのは、共和会のケーブルが火災現場を経由しなければ新町地区にテレビ電波を供給できない回路構成になっていたからだ。不都合だが現場の復旧工事を待つのが最速で経済負担が少ない。上野原市の光ケーブルは断線箇所を自動検出して逆方向からスイッチングできるループ回路の概念を持つ。今回の火災現場などのループ回路が構成できない地域を除いて瞬時の復旧が可能であると理解する。 そもそも、デジタル放送を視聴するためには、市民が家計で負担することが原則である。それを市が代替するだけでも結構なことだ。予定されている防災放送などの多くのサービスは市民からすれば余禄の分である。従来方式を引き継ぐデメリットを考えると、市の計画は有難いことである。市民はゆったりと構えて、市の光ファイバー事業を応援するのが正しいのではないか。